その本は♪

今年の初読み本。
芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹さんと大人気絵本作家のヨシタケシンスケさんによる共著。
昨年9月に図書館に予約していて、やっと順番が回ってきました。
まだ20人弱お待ちなので、一気読み。

ある国に、本がとても好きなのに、歳をとって目が見えなくなってしまった王様がいました。
王様は二人の男に、世界中の珍しい本の話を集めて、その話を聞かせてくれと命じます。
王様の命令で、世界中をまわってたくさんのめずらしい本の話を持って帰った二人の男は、毎晩かわりばんこに王様の枕元で「その本は・・・」と語ります。

「その本は・・・」で始まるショートショート風な物語を読み進めると、クスクス・ドキドキ・ゾクゾク・ワクワク・ウルウルなど感情が目まぐるしく交錯します。
私は、花嫁の父親の話がとってもよかったです。
そして最後には、とっておきの結末が。
お二人の持ち前のユーモアセンスと発想力には脱帽です。

そうそう・・・
又吉さんの章のいくつかのページの右上に象形文字のようなものや外国語のようなものが書いてあったけど、何を意味するのか気になりました。(私だけ?)

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