結婚30周年記念旅行に「
小屋場只只」を選んだのは・・・
贅沢な至福の時間を過ごす目的以外にもうひとつ大きな目的がありました。
「小屋場只只」がある大津島は、ダイニングにオーナメントとして飾られていますが・・・
オーナーのこの島への思いに感銘し、その思いをしっかり受け止めるためにぜひとも訪れたいと強く思ったのです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhbwzx0Yl3xF3wO9J5QXo17K39bsZpiE7ffwhQiXZ6VL4g59AKqNC7KDD_0bEc6Mx8vb_LHQ5TzmNUoAo2nNIBu_A98QQwmuJqKniSZ6UFisuao-ucTgaY_d23Ic9_IVY2VaXK_VhwCl2s/s1600/6%25E6%259C%258820%25E6%2597%25A5%25E5%258F%25AA%25E5%258F%25AAIMG_6794.png)
まずは「小屋場只只」の成り立ちのお話をさせて下さいませ。
建築業でバリバリ仕事をしていた「小屋場只只」のオーナー水本氏は・・・
今から10数年前に生死をさまようような大病を患ったことを機に仕事一辺倒だった日常をリセットするために、別荘を構えようと思われました。
最初はアートの島として有名になった直島を考えていたそうですが・・・
ある方のススメでこの大津島を訪れ、絶景に魅せられここに決めました。
でも、調整地域のため住居建築の許可が得られず、島の発展のための宿泊施設か飲食店なら許可が得られる事が判明しました。
その時に、太平洋戦争末期に自ら志願して集まった多くの若者たちが命をかけて闘った人間魚雷『回天』の基地がこの島にあったことを知って・・・
誰もが一度は泊まってみたいと憧れるような素晴らしい宿を作ることで、そこを訪れた人にこの島の悲しい歴史を知ってほしいと思われ、「小屋場只只」ができあがったのです。
ということで・・・
もうひとつの大きな目的は、大津島の悲しい歴史を知るために「回天記念館」を訪れることでした。
入口前には、若い隊員たちが自ら操縦して敵艦に体当たりする大量の爆薬を搭載した人間魚雷『回天』が飾られています。
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亡くなった17歳~27歳の若者たちの遺影を見たり、出撃前の思いを語る20才の若者本人の生声を聞くと・・・
命をかけた彼らの後世への想いを、2度と過ちを繰り返さないために語り継いでいかなければと思いました。
この島で毎日厳しい訓練を繰り返し、最期は長いトンネルを通り、祖国を守るためにどんな思いでこの島から出撃したのかと思うと胸が締めつけられ、今ある平和な幸せに改めて感謝しなければと痛感しました。
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結婚記念日の過ごし方は、今回で終了です。
長い間お付き合い下さった皆様に、感謝・感謝です。
ありがとうございました。
(おわり)
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