介護をテーマにしたミステリ小説。
図書館の予約数が多くて、
やっと順番が回ってきました~
夫さんと一緒に
義母の介護真っ只中なので、
この作品には興味津々でした。
主人公の親代わりだった叔母の
ごみ屋敷と化した家の片づけを機に、
叔母が封印していた過去の秘密が
徐々に明らかになるものの
予測不能な展開に、一気読み。
独身の頃、
一人っ子と結婚したら、
親で苦労するにちがいないから
絶対しないと思っていたのに・・・
うちの夫さんは一人っ子(笑)
夫さんは・・・
一人暮らしの母親と喧嘩しながらも
一生懸命看ている。
大変なこともいろいろあるけど・・・
介護保険をうまく使いながら、
私になるべく負担がかからないよう気遣ってくれる。
なので、自然とサポートしたくなる。
義母から感謝の言葉をもらうと、
さらに、サポートしたくなる。
なので・・・
一人っ子の嫁として抱え込む辛さはない。
ここに登場する夫たちの態度には
腹立たしさしかないけど・・・
夫さんには改めて感謝・感謝です。
湊さんの作品には珍しく、
イヤミス要素が少なめで、
心温まるエンディングでしたが・・・
介護をひとりで抱え込まないようにと
背中を押す湊さんの優しい想いが
そうさせたのかも・・・
『風邪を引けば病院に行く。
髪が伸びれば美容院に行く。
昔は家で行われていたことも
現在では、
専門家に任せるのが当たり前になっているのに、
どうして、育児や介護は、
家庭内で主婦が請け負うことだと、
多くの人に認識されたままなのだろう。』
(本文より引用)
この認識がなくなる日が
1日も早く訪れますように♪
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